入選作010 将棋世界 平成14年5月号「将棋世界」平成14年(2002)5月号[解説](谷川浩司氏) 初手は3六馬しかなさそうだが、2五飛、2六桂、2三玉で不詰。2六桂は2五玉に3五金が読めなければ指せない。5手目2四金は3二玉で、5一の香が利いてくる。3四金が本局の核となる一手。馬捨も入り気持ち良く収束する。終始不安感のある形から、ギリギリの攻めを上手くつなげている。 [短評](敬称略) 明石顕治「3四金が軽い決め技」 [作意]2六桂 同銀 3六馬 2三玉 3四金 1二玉 1三金 同玉 1四馬 1二玉 2二角成 同玉 2三金 2一玉 2二歩 3一玉 3二金 まで17手詰 |